新入生のみなさんへ。高校入学までに復習しておいてほしいことをお話しします!
- 長谷川 ゆき
- 4月2日
- 読了時間: 4分
こんにちは国公立大学受験専門塾サクラサクセスです。
今は高校入試の合格発表が実施されて、高校入学に向けた準備を進めている時期かと思います。今回は高校入学までに復習しておくべき中学校の学習内容についてお話しします!!

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目次
高校の予習も大事だが、復習も大事!
高校入学までに高校の予習を進めておくことが大事、とよく言われます。確かに高校の授業は中学校よりもスピードが速く、教科書も2学期に終わってしまう科目もあります。しかし、高校の学習内容は中学校で履修した内容を発展させたものばかりなので、中学校の学習内容の基礎基本が出来ていないとあっという間に分からなくなってしまいます。これではいくら予習しても理解することができず、授業についていけなくなってしまいます。高校に入学するまでに中学校の学習内容の復習をきちんと行ったうえで、高校の学習内容の予習を行いましょう。
中学校の復習はなぜ大事?
ここでは中学校での学習内容が高校の学習内容にどのようにつながっているのかを見ていきましょう。まずは数学です。普通高校の生徒が高校1年生で取り組むのは主に「数学Ⅰ」、「数学A」の2つです。主な内容は以下の通りです。
数学Ⅰの単元 | 関連する中学校の 学習内容の単元 | 数学Aの単元 | 関連する中学校の 学習内容の単元 |
---|---|---|---|
数と式 | 文字と式、式の計算、多項式、平方根 | 場合の数と確率 | 確率 |
2次関数 | 関数y=ax²、2次方程式 | 図形の性質 | 平面図形、空間図形、図形の調べ方、図形の相似 |
集合と命題 | 数学と人間の活動 | 一次関数 | |
図形と計量 | 三平方の定理 | ||
データの分析 | データの活用 |
このように見ると高校数学の各単元に中学校の学習内容が関連していることが分かります。中学3年生で履修する単元が多く見られますが、中学1、2年生で履修する単元も高校の単元に関連しており、中学数学の内容の理解が不十分だと高校内容に対応できなくなってしまいます。特に数学Ⅰで最初に履修する「数と式」は全学年の内容を発展させた内容を取り組むので、計算分野ではありますがきちんと復習をしておきましょう。
続いて英語です。中学校で学習した文法はbe動詞や一般動詞といった基本的なものから現在完了形、分詞構文、関係代名詞といった文法を学習しました。高校英語では中学英語で取り組んだ文法をさらに発展させ、数多くの形を学習することになります。例として完了形の文章で中学英語と高校英語の比較をしてみましょう。
I have been in Tokyo for three years.(私は東京に3年間住んでいる。)
これは中学英語で学習した「現在完了の継続用法」の文です。この文章を基に高校英語で学習する「過去完了の継続用法」の文を見てみましょう。
I had been in Tokyo for three years.(私は東京に3年間住んでいた。)
上の文と比較するとhaveがhadになっただけと考えることができます。しかし、上の文を考えずに1から下の文章を覚えるとなると、新しいことを覚えることになり覚える量が増えてしまいます。中学英語の文法がきちんと身についていないと、高校英語を1から覚えることになり、高校英語に対応できなくなってしまいます。
まとめ
今回は主に数学、英語で中学校の学習内容をなぜ復習しなければならないのか、高校の学習内容にどうつながるのかをお話ししました。理科、社会も中学校で学習した内容が高校の学習内容にもつながるものばかりです。これは各高校によって1年生から取り組む科目が異なるので、それに合わせて復習を行ってください。国語は何を復習すればいいのか難しい教科で高校入学までにあまり手を付けない方が多いようです。国語については現代文、古文、漢文それぞれ文章の読み方、解き方に関する参考書を読んで文章読解問題の読み方、解き方を押さえておきましょう。
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