新共通テストはどのような問題が出された?~国語編~
- 長谷川 ゆき
- 4月2日
- 読了時間: 4分
こんにちは国公立大学受験専門塾サクラサクセスです。
今回は2025年度共通テスト国語について、どのような問題が出題され、対策はどのように行えばよいかをお話しします!

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目次
今年の出題の特徴
共通テストの国語は、大きく変わりました。昨年までは説明的文章、文学的文章(小説)、古文、漢文の4題のみで構成されていましたが、今年から資料解釈が追加され全部で大問5題の出題となりました。説明的文章、小説については文章量は今までと変わらず4〜5ページだったのに対し、古文、漢文はそれぞれ2つの文章を読んで答える出題となりました。形式は変わったものの、それにより文章量が増えたわけではありませんでした。
新しく出題された資料解釈は、ある生徒が書いた文章を資料を踏まえて読み取り、文章の修正と加筆すべき内容について問う問題が出題され、資料を読み取るだけでなく生徒の文章中から修正すべき点を見つけ出すところまで求められていました。
共通テスト国語の問題はこう解く!
共通テストの国語で大事なのは、「解答選択の際に自分の主観を入れないこと」です。国語の解答は文章で述べられていないことはもちろん誤りになりますが、述べられているように見えて言いすぎた内容になっている、または言い足りていない内容になっているなど様々な選択肢があります。このような選択肢から正解を見つけ出すポイントは「はっきり述べていない、あいまいな表現の選択肢を選ぶ」ことです。実際の問題を見てみましょう。
数学ⅡBCでは第1問〜第3問は全員必答の問題で、第4問〜第7問は選択問題となっており、4問のうち3問を選んで解く形です。第7問の複素数平面は理系向きの単元のため、文系の方は第4問、第5問、第6問を、理系の方は第4問、第6問、第7問を選ぶ人が多いようです。

これは第1問の説明定期文章読解の問題の一部です。それぞれの選択肢の書き出しは同じですが、異なる内容になっている部分があるのでまずはそれを見つけます。①では「こうした変化をふまえることで」、②では「こうした変化と並行して」、③では「こうした変化に呼応して」、④では「こうした変化を受けて」と書かれた部分に注目してみましょう。この4つのうち②だけ、前後の関係が薄いような表現になっています。①③④については前後の内容が直接関係しているような表現になっているので、これは出題者の勝手な解釈である可能性が高いです。
国語の場合、このようにして選択肢から正解を絞り込むことができ、あとは文章の内容と照らし合わせて正解を選ぶことができます。
共通テストに向けて
国語は現代文、古文、漢文と様々な文章を90分で読み、解かなければならず戦略立てて動くことが必須です。どの問題で時間をかけたいかによって問題を解く順番を組み立てる必要があります。もちろん最初から解く方が時間内に解ける、という方はそのまま最初から解いても構いません。文章量の問題から最初に第3問の資料解釈から解く、第4問の古文から解く、第5問の漢文から解くのもいいでしょう。注意点としては、途中の問題から取り組む場合は、マーク欄のずれを起こさないように取り組みましょう。さらに解く順番を決めたら、その順番で解く練習を必ず繰り返し行ってください。
国公立大学受験専門塾サクラサクセス松江北高校前教室では国語の解き方の勉強をまず何からやればいいかなどの相談を受け、取り組み方を提案させていただきます。興味を持った方は一度お問い合わせください。
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